身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ?

仕事
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今まで無理やりに頑張ってたけど
とうとう諦めて、力を緩めたら…

あれ?いいふうに展開したかも?

っていう話です。

「身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ」

これが当てはまるのかどうか…

職場が変わりました。
あれからいろいろありまして…。

「もう無理」…って心折れた日

記事がかけなくなってもう何ヶ月?
その間、ちょっといろいろありまして…

今の社員食堂のお仕事、
「もう辞めるしかないな」
って1回心折れたんですよ。

でも、そこをマネージャーに
「退職じゃなくて異動ってことでどう?」
って救われまして

『身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ』

でしたっけ?そんな感じ。

約2ヶ月前になります。

その日も相変わらず、職場の一人の先輩が
(おそらく、気分で)
私に厳しく注意の言葉を発するのです。

私にしてみれば
「そんなことで、そんなに怒りながら言う?」
みたいな原因ですけど。

でも、「でも、こうした方がいいと思って」と
経過を説明しようとすると
更に畳みかけてきて
「あなたは自分の都合でしか動いてない。
次の人の事も考えて動かないとダメでしょ」

と、もっともらしく大きな声で言う。

でも、私がやってた方法は他の方もやってた方法ですし…。
とは思うものの、
それ以上私があれこれ言っても状況は変わらないし。

「すみませんでした。
次回から気をつけます」

と言いましたよ。

でも、そこもまた、
「そんなこと言ったってだめ…」

と同じ言葉を繰り返す先輩。

またか…。

その場はなんとかそれでおしまいにしたのです。

が…。

その時の気分が尾を引いてたみたいで
その日の作業の終盤頃、別の場面。

私が絡んでいた作業の続きをその先輩がするときに
勘違いで小鉢の数が違っていて。

その日は食材が一部不足してるものがあったりして
数字が二転三転して
勘違いが生じやすい状況でした。

それに運悪く?
「自分が後輩に作業を指導する立場」でした。

後輩から私に数変更の確認がありました。
私と後輩の言葉の表現のちょっとした勘違いがあることに気づけず
「それでOK」と私は答えていました。

そのため、実際の小鉢の数が違ってしまっていました。

自分だったら作業をするときには
自分で数を確認して、疑問があれば自分で確認し修正して作業に入ります。

でも、その先輩は
「いったいどうなってんの?
何が正しいの?ちゃんとしてよっ!」

と、その後輩にも聞こえるように私の方を見て大きな声で言います。
後輩は慌ててそこを正しく修正して、先輩に作業を続けてもらいました。

自分は「あ、またか」と思いました。
自分はある程度は慣れっこの展開、とも言えますけど。

でも、その後輩がとても萎縮というか
怯えたカンジで…。

おそらく、私が絡んでなくて
その後輩が直接やった作業の続きだったら
先輩の対応が違ったかも?とも思いました。

私が絡んでたから、だからまた大仰にしたんだよね?
そしてそれによって、後輩が辛い思いをしてる?

ここで私の心の中では
「もう無理…」

後輩に
「私がちゃんと見てなくてごめんね」というと
後輩は
「いえいえ大丈夫ですよ。
それよりあの先輩があんな言い方しなくてもね。
大丈夫ですか?」
逆に気を使ってもらっちゃって。

それくらいの恐怖な出来事でした。
「もう無理かもしれない」
つい後輩にポロッと漏らしてました。

リーダーへの相談も3回目

実は、その2週間前にリーダーに相談していました。

リーダーには以前にも2回ほど(3ヶ月めと1年目の頃)相談したことがありました。もう辞めるかも?辞めるとしたら1ヶ月前には言わないといけないんですよね?と。

そのたびにリーダーは話をコンコンと聞いてくれ、自分の行き詰まった気持ちをほぐしてくれて、もう一度頑張ろうという気持ちにさせてくれました。
仕事中は結構「厳しめな方だなあ」と感じてたのですが、1対1で話すととっても話しやすいお人柄なのです。

3回目の今回も、頻度が上がってきた先輩の言動に自分が耐えられなくなってきて、意を決して、リーダーにまた言うしか無い、と思いました。
今度こそ、ほぼ辞める気でした。
でも、辞めるとしたら1ヶ月前には意思表示をしなきゃいけないだろうから、とにかくリーダーにだけは早めに相談しておきたい、と。
2時間くらい車の中で話に付き合ってくださいました。

・1年以上経過してもこんな状況の自分が少し情けない。
・それなりに進歩はあると思うが、未だにあんな言い方をされるのがとても辛い。
・以前、リーダーに相談した以降、何かあるとタイミングを見計らってフォローに入ってきたくださって、とてもありがたい。でも、相変わらずの辛辣な言葉にはめげそう。
・あの人はああいう言い方しかできないちょっとかわいそうな人
それにもうこれから変わることはできない人
そういう割り切った見方をしよう、とは思っている。
・でも、ずっと続けられるか、の自信はちょっと無いかも?

で、リーダーも理解してくれて
・1年半も頑張ったじゃん。ここまで来たんだし。
「これから」だよ。頑張ろうよ。
・あの人はもう変わらないから。言わなくなるって無いと思う。いろいろ言われても聞き流す、しかないよ。
・他のメンバーも彼女が言い過ぎだって分かってる。
なんであんな言い方するんだろうって思ってる。
でも、直接どうのこうのは言えないから…。
・今、辞めちゃうのはもったいないよ~。
ここの事業所は働く条件はホントにいいトコ。もったいないよ。
・私と年齢はほとんど変わらないと思うけど、今から別の職探しってなかなか無いよね。
・自分ともう一人(在籍が長い調理担当)の2人がいないタイミングに彼女は余計に強気になって声が大きくなるよね。なのでなるべく2人でいなくなることが無いようにしようと思う。
・とりあえず、「年末まで頑張ってみる」ってどう?

そういう話をしてもらって、もう少し頑張ってみようと思ってたんですけどね…。

辞め方に悩む?よりこれしか選択できなかった

仕事を放り出してしまう自分が一番良くないのはわかってます
でも、どうしても、後1ヶ月をガマンって無理。

人数減によって他のメンバーの負担が多くなり迷惑かけてしまうのはわかっています。
けど、どうしても自分が明日からそこへ行くのはできないと思ってしまう。
辞めるしかない。

今更この年齢で他の仕事が探せると思えないのも重々承知。
それでも、今すぐ、

「そこの空間へ二度と行かなくて済む」

そういう状況にならないと自分が普通の自分でいられなくなる、と思いました。

民法上は1ヶ月前に退職の意思を伝えなきゃいけないですよね。

実際の雇入通知書にも
「自己都合退職の手続き」欄には
「退職日1ヶ月前に届出」
とあります。

ちゃんとチェックもしました。

でも、それを違えること承知で、それをどんなに非難されても、もう行かない、行けない。

そう思ったんです。

それって私が妙にプライド高いの?
で、そんなんになっちゃうの?

そこもどうかわからないですけど
そんなこともどうでもいいから

とにかくそこからいなくなりたかったのです。

辞めることが正式に動き始めるのは
「マネージャーに意思を伝えたタイミング」だろうと考えました。

でも、その前にやることがあります。

当初からずっと気にかけてくれて世話になった仲よしの先輩。
そして心配かけてしまったリーダー。
その2人に説明すること。

2人へLINEで長~いメッセージを送りました。

ふたりとも納得というか
仕方ない、と思ってくれたようで
「フォローできなくて申し訳ない」的な内容も入った返事をくださいました。

引き止められることもなく
非難されることもなく。

それをもらえたので次はいざ本丸のマネージャーへ。

「異動」という選択肢

マネージャーに電話して

「誠に申し訳無いですけど
一身上の都合で退職したいです。
更に申し訳ないのですが
明日からもう出勤できません」と伝えました。

ホント、マネージャーは驚いただろうし、怒れたでしょうね…
「何言ってんの?」
声が少し怒り勾配でした。

でも、自分が言った次の言葉で少し察してくれたのかもしれない。

「退職届の様式をメール便で事業所に送られても
自分はもうそこへは行かないので受け取れないです。
本社(川を隔てた隣の市)へ取りに行けばいいですか?」

マネージャーは
「ちょっと待ってよ。何かあった?誰かに何か言われた?」
「今は上の人が不在だから確認してからもう一度電話するから」と。

しばらくしてマネージャーは

「〇〇サンに何か言われた?
(マネージャーからその先輩の名前が出てきたことに驚きでした)

『職場の中で合わない人がいて、それで職場を異動する』っていうことはよくあるよ。他の事業所ならいいんじゃないの?
『退職』じゃなくて『異動』って事でどう?」と。

その時はそんなのどっちでも良かったんです。

後から考えると、収入の道が続くのだからとてもありがたい話。すぐにその話に乗ればいいのに、と思います。
なのに、なんだかその時の自分はもう疲れちゃって全部めんどくさくて。
辞めちゃって「しがらみ全部なくなってしまえ」って思いがありつつ。

でも、それをマネージャーにぶつけてしまうのも申し訳ない。


かろうじて理性が働いたかな?

マネージャーとしては、こんな私でも人数減は困るでしょう。
異動して1個のコマとして残り、マネージャーが困らない状況になったほうがまだ申し訳無さは少なくて済む、みたいな気持ち。

働く事業所が変わっても、同じ給食会社なのだから
いろんな情報が錯綜してる。
そんな情報に自分が載るのは煩わしい…とも思うけど。

でも、今は流れに身を任せよう。
この先、またしんどければそのときに考えればいい…。

「異動」でお願いすることにしました。

次の日から、そこの事業所には行かなくてよくなりました。
すごく気持ちがラクになりました。
朝の気分がとても軽くて、我ながらけっこう重荷だったんだなって改めて気づきましたね。

次の職場についてはマネージャーが、上の人に報告後、調整して連絡をくださることになりました。その間の数日はお休みをいただくことにしました。

ちゃぶ台返しを避けてよかった

なんとか元の事業所には行かなくて良くなりましたが
こんな展開で良かったのか?もっと穏便な?もっと別の?終わり方があったのか?って何回も考えちゃいました。

でも、あのままガマンをしていても、遅かれ早かれ「ちゃぶ台返し」をしちゃったかもしれない、とも思います。

「もう無理っ!もう辞めるっ!
こんなのやってらんない!」
って叫んで「ちゃぶ台返し」ってなっちゃったかも。
ワーワー叫んで相手を責めて…。

でも、それすらできなくて逃げ出そうとした訳だけど…。

それがこんなラッキーな展開になるなんて。

辞めるしか無いと開き直ったら
辞めなくて良くて別の事業所で再び働けるなんて。

ちゃぶ台返ししなくてよかったのか
ちゃぶ台返ししとけばよかったのか
よくわからないけど

やっぱ同じ給食会社で仕事を続けるんなら
ちゃぶ台返しはしなくて正解だったのだろうけど。

もししてたら…
そんな出来事って、会社を辞めない限り、
おそらく尾ひれがついてずっと語り継がれちゃうよね。

次の場所で穏便に働くためにも
ちゃぶ台返しはしなくて良かった。

結果オーライってことですよね。

 

 

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