見事玉砕。そして平常心を目指すコトに。

仕事
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ちょっと頑張ったことがあったので報告します。
でも、見事に玉砕です。

65歳で転職に挑戦したけど…
やっぱ、普通に考えてムリだよね。

無謀な挑戦で現実逃避?

自宅から車で10分ほどのところに
新しく大きなパン屋さん?ベーカリーが建設中。

新規オープンだからスタッフ募集あるよね?

ネットで検索してみた

秋にオープンすることをチェック。ふむふむ。

正社員とパート・アルバイトの募集ページもしっかりある。

製造部門と販売部門。

パンの製造の経験ないけど
新しい世界に行きたくて仕方ない私。
今の社員食堂の厨房の仕事。
そこから抜け出したい私は…

自分の年齢を忘れて?
いえ、忘れたふりして?

無謀にも応募に挑戦した訳です。

応募理由・履歴書・その他準備を粛々

この歳で、新たに採用なんてしてくれるのだろうか?
本音は疑心暗鬼な私です。
60代も前半ならまだしも
秋には高齢者の仲間入りのタイミングの私。

でも、
募集ページには年齢のことは触れていないし。
(って年齢で制限しちゃいけないから載せられないんですよね)

面接を受ける日は「まだ64歳」だから急げ!
と自分に妙なムチを振るいましたよ。

「今働けてるのになぜ応募?」
面接時、絶対聞かれるからそれに対しての答えも用意。

『秋頃から勤務時間が減っちゃうんです。
もちょっと長時間で働けるといいなあと思いまして…。』

現在ちゃんと仕事に通っているし、
なにかやらかして辞めなきゃならないわけじゃないし。
「もっと勤務時間を増やしたい」
それはとても前向きな理由だし。
年齢がネックだけど
マエムキな気持ちはアピールできるんじゃ?

なんて自分に都合よく解釈。

少しでも「若見え」を期待して

よし、いつもの髪染めは予約を1週間前倒し。
1年以上伸ばしっぱなしの髪は
きれいに整えてもらおう。
久しぶりに美容院にカットの予約だ。

そしたら履歴書用の写真を「カメラのキタムラ」で撮ってもらおう。

服は…

「リクルートっぽくなくていいです。
普段の格好で来てください」
って面接の予約電話のときに言われたし…。

襟が空きすぎていない爽やかな色のチュニックと
黒のスッキリパンツ

それが無難かなぁ、

と私なりにあれこれと考えましたよ。

やっぱ面接は苦手だ…

面接の時間に遅れるのは絶対にNG。
指定時間よりあんまり早くても居場所に困る。
指定時間の5分前到着が理想…

不安だったけどちょうどいい時間に到着できた。

案内され、部屋に入り、お辞儀をして
名前を名乗り、
椅子を勧められ、着席。
履歴書を提出し…

まあまあ、悪くない雰囲気で話ができていたとは思うのだけど…。

案の定、
「今、お勤めなんですね?
なぜ応募?」という質問。

用意した答えを説明し

「ああ、なるほど、そうですか…」
そこはクリアしたぞ。

気になるのは
「勤務の希望は平日?
土日祝日はどうですか?」と聞かれたときのこと。

「たまにならいいのですが
毎週となるとちょっとつらいので…」
と言ってしまった…

年齢のハンデがある身としては
そこはもっと上手に答えたかったと
後々悔やんだ訳で。

祝日は全然オッケーだし、
土日だって大丈夫って言うくらい
マエムキをアピールすればよかった…

それと
「製造部門が希望とのことですが
販売の方はどうですか?」

「いえ、製造の方でお願いしたいです」
と直球で答えてしまった。

「販売の経験はないのですが
もしそちらの担当になりましたら
頑張ります」

それくらいなんで言えなかった?と…。

後半は雑談?自分の質問力の無さを再確認

面接をしてくれたのは若い男性2人。

このイラストよりもう少し笑顔があり、
人当たりのよい表情と話し方で
極端に緊張とかしなくて話せる人たちでした。

ふたりとも前にノートパソコンを開いていて、
面接中にふたりともパチパチ入力するタイミングがあって、

私の回答を打ち込んでいるのかな?
と最初は思ったのですが…。

志望動機や希望の勤務時間・職種などの
基本の大事な話ができた後
「他に何か聞きたいことありますか?」

気になる年齢について、こちらから言ってみた
「年齢が年齢なんですけど…」

「このお店を始めることにした会社では
最高齢74歳の人が勤務してます。
年齢で制限することはないですよ」
的なお話がいただけました。
(まあ、いちおうそういう言い方にはなるでしょうねぇ)

もう一回
「他に何か聞いておきたいこととかありますか?」

「うーん、特に…大丈夫だと思いますけど…」

でも、ホントはここは
もっと自分をアピールする時間だったの?かな?
と、これも後から考えが及んだ訳で、
そのときは何も考えられず…。

面接の後半の時間は
今、自分が働いてる社員食堂の話を
興味深そうに聞かれました。

勤務時間やメニューの種類とか
食数・作業内容・残食はどう対応?とか…

雑談?っぽいカンジでした。

応募者多数につき…

「お店が新規オープンということで
この機会に新たに仕事を始めたい、
という方も多くて」

「面接希望者が多くて
今月中に全員に面接できるのか心配なほど」

「早めに面接を申し込んで頂いた方には
2週間ほどで結果を連絡させていただく予定でいます」

確かに、1ヶ月も待たされて「不採用」なんてなったらしんどいでしょうね。
宙ぶらりんな状態が長いのは苦しいですもんね。
暗に「不採用」の可能性を覚悟して、と言われているような気もします。

かすかな希望を捨てきれない自分

とにかく勢いで申し込んだ面接をなんとか終えました。

悔やまれるコト何箇所もあります。

もともと年齢のこともあるし、
年齢を凌駕するほどのアピール材料を持ち合わせているわけではないし。

ダメだったんだろうなぁ、と思うものの
でももしかしたら?とも思ったり。

もうその宙ぶらりんな時間が長いのはやっぱり辛いとしみじみ。
不採用でいいから早く返事を欲しい~。
そんなふうにまで思っちゃいましたね。

今の職場を抜ける大義名分が欲しかったんですけどね。

待ちに待った電話、それは…

面接から10日後、電話が来ました。

「ご希望に添えず恐縮ですが…
希望者がとても多くて…
不採用の連絡をさせていただきました」

「後日、履歴書は郵送でお返しさせていただきます」

来ちゃいましたよ。

半分は覚悟していたけど、やっぱり残念です。
ちょっと夢見てたので…。

今の職場から抜けられるかも?って。

それが叶わなくて
またどんよりした日々が続くんだね…。

不採用自体が辛いのか
職場が変わらないことが辛いのか
両方?

よくわからないけど、ちと凹む…。

ひねくれてる私はあれこれ想像するわけで…。

もしかしたらあの面接の時

二人の面接官のパソコン

あれは私の回答を入力してたんじゃなくて
二人の間でチャット?

「あ、この人、ムリだね、不採用?」
「あ、そだね、了解。」
そんなカンジだったかも?

だから後半はリラックスしちゃったカンジで
給食会社の情報収集という雑談タイムだったのかも?

ということは…
面接のその日に不採用が決定してたのか…

なんてね。被害妄想?

やっぱムリっすね。65歳過ぎての転職。

70過ぎても働く人は増えてるけど
それは60代から引き続き同じ仕事をしながら70代になる人。

65歳過ぎの人を新たに採用するのは限られた職種みたい。
介護・お掃除・給食のお仕事だったらあるようですね。

ハローワークインターネットを検索してみると
そんなカンジです。

そして、その多くが社保加入なしの
週20時間未満勤務。

10月からの自分の毎月の収入。
目減り分を増やすにはどうしたら?
何かいい方法がないかなあ。

平常心を目指す

「不採用」通知をもらって1週間が経過。
社員食堂の仕事、なんとか頑張ってます。

またどんよりした日々が…
とは思うことはやめて

終の棲家ならぬ「終の職場?」なのだから
気持ちを切り替えて、と自分に言い聞かせてます。

毎日を如何に楽しく?はできなくても
如何に平常心で働くか
辛い・つまらない、などは思わず、
無心で動く

そういうココロになれるかチャレンジ中です。

 

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