61歳で彼女は逝った

終活
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突然の友人からのLINE

「昨日の新聞の訃報欄見た?
○子が載ってたね」

驚きました。

その友人と一緒に
お別れに斎場へ行ってきました。

数十年ぶりの情報が訃報だったとは

以前の職場で一緒だった彼女。
4歳年下だけど、入社は自分よりずっと先輩。

早くから大人に混じって働いていた彼女は
けっこう「耳年増」だった。
なので、年下というより同級生の感覚。

次々新しいことにチャレンジする子で
その姿勢が羨ましく眩しかったな。

自分が退職するよりも10年以上も先に退職し、その後、いろんな仕事をしてた。

いつの間にか状況が聞けなくなっていたけど
久しぶりに聞けたのが訃報だったとは…。

「がんが見つかったときにはステージ4。
2ヶ月入院して治療、回復して退院したと思ったら
2ヶ月後に2箇所に転移が見つかり、
懸命に戦ったけど、6ヶ月後、力尽きた…」

「気づいてから9ヶ月で逝ってしまった…」

ご主人が話してくれました。

61歳で逝くのは早すぎる…。

1年足らずの準備期間で何ができる?

9ヶ月…短すぎる…

がんになるってそういうことも有り得るんだよね。

今の自分、そんなことになったら困る。

何も支度できてない。

終活しなきゃ、と
情報は少しずつ収集してる。

でも、実際には手を付けられてない。
そんな悠長ではいかんのだな。

自分の葬儀のときはどうなる?喪主を誰に?

お通夜にはご主人が喪主として通夜客の対応を。
その横には息子さんと彼女の妹。
その景色を眺めたとき
ふと思ったコト。

もしも自分の葬式のとき…
喪主は誰がやるんだ?

考えちゃって、そこで思考停止。

葬儀の段取りは、なんとか生前に自分で準備できることもあるだろう。
お通夜や葬儀は、事前に(生前に)葬儀会社にお金さえ払っておけば
いざというとき、葬儀会社が粛々と進めてくれるだろう。

でも、「喪主」は葬儀会社がやってくれるわけじゃない。
喪主を誰にやってもらうのか?
それは葬儀会社でも決められないだろう。
事前に自分が誰かに依頼して葬儀会社に伝えておく、のがいい。

事前にお願いする、しないに関わらず、
誰かに当日がんばって努めてもらわなければならない。
誰にやってもらえばいいのだろう?

私は…誰に頼んだらいいのやら…

引きこもりの娘には
「荷が重い」だろう…
余計に精神的に不調になりそうだ。

そしたら誰に?

夫なしで子供が引きこもりで…。

だったら
自分の姉や妹でもいいのかな?

自分と年齢が変わらないけど
他にいないんなら仕方なかろう…

それとも
いっそ、葬式はやめようか?

家族葬だな。ホントに内々だけで…。

それがいいのかなぁ…。

墓守は?永代供養を依頼?

お寺やお墓は
いちおう、父から引き継いでいるからお経は上げてもらえるだろう。

お墓は…既にある、けど
私の後のことが任せきれない。

娘が墓守をキチンとやっていく、なんて無理だろう。

だったら、今のうちに
住職様に「永代供養」をお願いしておけば
自分の納骨はなんとかなるかも?

さらに、心配なのは娘。
おそらく娘は結婚もせずに生涯を終える?
娘の分まで納骨してもらいたい。
そしてその後は永代供養を。

そんな都合のいい話
住職様は納得してくれるのだろうか?

また眠れなくなりそうだ…

(たぶん眠っちゃうけど。)

 

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